モンスターペアレント第２話

先週の話はあれで解決してたらしい。
第1話のあらましを簡潔に表現すると、

モンペア「担任変えろ」＞教師のケータイに電話かけまくる＞
教師自殺を図る＞未遂に終わったが辞職＞モンペア歓喜

一話ごとに様々な俳優がモンペア役で出てくる一話完結型だから
そういやそうだったとは思うけど、後味の悪い終わり方だわ。
強引なハッピーエンドだと印象に残らないからこれはこれでとも。

今週のモンペアは南野陽子。
自分の子供が日曜日に友達と遊んでてケガ
　↓
たかがすり傷なのに救急車呼んで、
精密検査受けさせて数日学校休ませる。
　↓
学校側の管理が甘いからケガをした！
ケガさせた子供がのうのうと授業受けてるのは不公平だ!
学級閉鎖しろ！
　↓
賠償金１０００万請求する！
７月１日までに要求呑まなかったら訴えてやる！

相変わらず、
ネットニュースで普通に見そうな話で生々しさを感じるｗｗｗ
今回はドラマっぽい演出が入ったのがちょっと残念かも。

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このドラマでは、主人公の敏腕弁護士・高村（米倉涼子）と
学校の指導主任・三浦（佐々木蔵之助）が
理念の相違で激しく対立してる構図になっている。

気性の激しい高村は
弁護士らしく訴訟起こして正面からモンペアを潰せば良いと考えており、
生徒の事を第一に考える三浦は
モンペアとも話し合えば判ると和解などの穏便な解決方法を模索。

俺としては、どっちかと言うと高村寄り。
どうも三浦のスタンスが、解決策が見つからないまま
モンペアをなだめてその場凌ぎにしてる様にしか見えない。
だからと言って高村の様に事を大きくすれば、
当該の教師と生徒が学校に居られなくなる。難しいなぁ。

両者の意見の良いとこ取りってのが都合良い考え方なんだけど、
ドラマ中で高村が三浦に言い放った
「アンタみたいな理想ばっか掲げるのが一番周りに迷惑かけてる」
と言う言葉を浴びせられると何も返せなくなる。
自分の意見・信念を他人に完璧に納得させるのは本当に難しい。

ところでこの二人、
それぞれ男女の考え方の違いがはっきり出てるなぁ。

高村は感情を派手にぶちまけ、目前の問題の解決に重きを置いてる。
三浦は論理的に問題を捉え、当事者・学校の体裁を考えている。
ついでに言えばモンペア母もその極端な例で、
感情のまま自己中な怒りぶちまけるわ教師をネチネチ追い詰めるわ、
性格の悪い女子中高生がそのまま大人になったような感じがする。

こういう観点で見ると、論理的、冷静に物事を観察出来て
感情をコントロール出来る女性は本当にカッコイイ。
三浦みたいに極端に走るとダメだけど。

最後に、オチとして出てきた
『赤頭巾の演劇で赤頭巾役の子が異常多い』ってのは明らかに
白雪姫２５人を意識してやっただろｗｗｗｗ